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help リーダーに追加 RSS 一見無駄に見えても、実はそこが重要なポイント

<<   作成日時 : 2006/07/03 22:40   >>

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 私は煙草を吸わない。というよりも嫌煙家であるぐらい煙草は苦手だ。だから、煙草を吸う人達が仕事中に堂々と喫煙所で「さぼっている」事が、羨ましかったし、苦々しい思いもしていた。煙草を吸う事自体がマイナス要因なのに、更にそれがさぼる口実として認められている事が納得いかないというか……やはり羨ましいのかな。

 これは、夜の「飲みニケーション」でも同じ事。時には仕事が忙しいのに、飲みに行かなくてはならない事があったりして、嫌だなぁと思っていた。目の前にやらなくてはいけない仕事があるのになぁという場合は特に(緊急の仕事の場合は流石に行かないが)。

 しかし、仕事を続けていて分かってきたが、そういう場所こそが、普通の会議や打ち合わせでは出てこない情報が出てくる、大事な場なんだな。上司立ち会いの下、各自が意見交換をするというのは、上司の目が光っている分、抑え気味になるし、本当に拙い事であればともかく、ちょっとした事であれば隠してしまう。

 ところが、煙草で一服とか、飲みながらという状況だと、そういった「ちょっとした事」が普通に出てくる。

 「実はさっきの会議では言えなかったんだけど、○○が××になってるんだよ」
 「え? それって調整しなくちゃ拙いじゃないですか」
 「そうそう。だから、そこをちょっと頼むわ。そっちでうまく調整して」

 なんて事が結構出てくる。会議では大雑把にやっていた事が、飲みの場や喫煙所では、個別具体的な話になったりする。ようは、会社同士の(しかも役職が上の人の)話では、ややこしくなるのでこっそり現場ベースで修正をかけてしまう訳だ。

 結果さえ出れば文句を言われないので、ややこしい事に首を突っ込まずに片付ける方が効率が良い。信頼関係の問題かもしれないが、現場と役職者ではズレが出てくるのは仕方がない。そのズレを埋めるのが、飲みであったり喫煙所だったりする訳だ。

 この前も話を聞いてたら、打ち合わせでは大枠だけ決めていた事が、喫煙所で担当者ベースで話をして、具体的に決まったりしているらしい。

 こういう体験をしたり、見聞きしたりしていて思ったんだが、堅い場では出せない事、もしくは堅く考え過ぎていて出てこない事が、気楽になっている場では出てくる可能性は高い。

 堅い雰囲気の場である事、細かい事情を話しても通じない人がいる事……そういった場では、大まかな話だけ纏めてしまう。また、そういう場では、微妙な話や、秘密の話は出せない。公式の場であるからにはそうなっても仕方が無いとも言える。

 しかし、飲みの場や喫煙所といった、言わば「リラックスする場」では、「秘密の話」がし易い。それもいきなりその話題という訳では無く、雑談をしている中で、

 「そうそう、そう言えばね……」

 という流れになる事が多い。緊張が解けていって、相手に対してもそれなりに親近感(仲間意識)があってこそなんだろうなと思う。喫煙所なんてのは、(私も含めて)嫌煙家が増えている中では、これまで以上に仲間意識が強まって、そういう秘密の話題が増えていくんじゃないかと思う。

 仕事中に堂々と休んでいるように見えて、実はそこで大事な事が決まっていく……上司がいない時の部内なんてのもそうなのかもしれない。雑談が多くて、目の前の仕事の効率は落ちるかもしれないが、その中で、互いの情報交換がされていたり、意識共有がはかられていたり、今後の方向性を皆で決めていたり、新しい企画が生まれたりする……事もある。

 まともに、ひたすら仕事をしたり、会議をしたりした所で、本当に肝の部分は決まらない。一見無駄に見える所にこそ、実は重要な事が隠れている可能性がある事を理解すると、敢えてそういう時間を日々取って物事を進めていこうかという気になる。

 今の部署に来てからは、益々そういう無駄に見える時間を作り、雑談をしつつも情報交換をするように努めている。真面目に仕事をするよりも、トータルで見ると効率が良くなっている事が分かる。

 見方次第だし、上司の理解を得られるかは分からないので、ゲリラ的にではあるが、こういう時間を持つように努める事で、自分の仕事がやり易くなったり、効率が良くなったり、成果が出るようになるのは間違いないと思う。

 ようは、仕事の関係者と居ながらにして、仕事と関係ない事を共有している訳だから。それは仕事場で仕事をしていないという事にもなるが、同時に、完全に遊んでいる訳でもない。

 ブレストとまではいかないが、リラックスした状態で雑談をする事で、人間関係の構築と情報交換を同時にやれてしまう訳だから。大半が仕事と関係の無い話題であっても、全然問題がないと思う。トータルとしてその方がきっと良い結果を生み出すから。目の前の効率だけ求めて、ひたすら律儀に働くだけでは駄目だろう。情報交換の場を会議でやっていては駄目だ。

 単純に人間関係の構築だけでは無く、その先にある表に出難い情報の交換が出来る事、これが実は大きいのだから。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この記事を読み直して、改めて面白いと思いました。

自分が学生だった時、急に周りの友達が煙草を吸いはじめた頃がありまして、そのころ重要な会議が度々あったり、受験勉強シーズンだったりした記憶があります。緊張の度合いで喫煙者が多くなると言うことですかね?

緊張の度合いを見るには、喫煙者の割合を見れば、その場の緊張度が分かったり、あるいは、会議で喫煙者の出席率が多いと、緊張感をもたねば・・・という指標もたつかもしれませんね。
きままなぶた
URL
2006/07/26 11:24
緊張の度合いを測る事も出来るでしょうけども……どちらかというと、仕事を離れた所で一服するという緊張が少しゆるんでいる状態でのやり取り、ここが結構面白い情報交換になるんじゃないかと思うんですよね。

喫煙者の場合、仕事でも麻雀でも煙草を吸い出すと緊張してるって事はあるかもしれませんが……吸い方が激しくなってる時ですかね(笑)。
☆YAS!☆
URL
2006/07/26 22:29

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