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<<   作成日時 : 2006/02/05 20:34   >>

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 ここ数日パソコン通信関係の話題でやり取りをさせて貰った「へじほぐ」さんのこの文章を読んで思う事があるので書いてみる。

梅田望夫&近藤淳也インタビュー@はてな [北の大地から送る物欲日記]

 梅田望夫さんと近藤淳也さんのインタビュー記事における

「なるべく二つの別世界に橋を架けたくてこの本を書いたけれど、完全に融合しないでしょう、この二つの世界は別の世界のまま並列な世界としていくんじゃないか。」

 という会話内容を読んで、

別に自分と同じことをして欲しいわけじゃなくて、自分が見た世界を他の人にも見せてあげたいんです。

 という考えを書かれている。これに近い考えは私もある。ネットの世界の住人になっている私からすると、この世界には面白い事がいっぱいあると分かっている(私の価値観で)。

 しかし、ツールとしてのネットは説明出来ても、その住人になるという感覚を説明するのは難しく、またそれを必要としていない人もいる。それでも、住めば都という事もあるので、その面白さを知って欲しいとも思う。

 ただ、その面白さを伝えるのに、そのまま言葉で伝えたらきっと理解されないだろうとも思う(前提がオタクな世界と思われているから)。電車男で有名になった2chだってかなり厳しいような。何と言うか……それを伝える共通言語を見つけられないような感じがする。

 だからこそ、何かの機会を捕まえて実際にやって貰うのが一番早いと思うのだけれど、そんな機会は滅多に無い(言葉ではなく、体験で理解を狙うという意味で)。

 実はブログブームなんてのは、その良い機会なのかと思ったりもしたけれど、やはり難しいようで。そして若い人が始める今のネットの世界は、きっと私が見えているネットの世界と別になっているような気もする。

 現実世界でも、「こいつら、別次元にいるみたいなやつらだな」と(良い意味の場合も悪い意味の場合も)思う事があるが、ネットの世界も同じな訳で。

 一つの世界としてのネットの世界という見方はあるが、そこをどう捉えてどう遊ぶかとなると、一つの世界で括っても無意味なんじゃないかと思う。トラックバック文化圏にしても実は同じ問題なんじゃないかと。同じ世界に違う人達が住んでいるのだから、考え方が違うのも当然。

 ただ、同じ世界の中に住んでいるからこそ、対立を防ぐ事も考えなくてはならない。その為の共通言語が必要なのに見つからず、文化圏の対立という形になっているように思う。

 こう考えると、「ネットに住んでいる人」と「ネットに住んでいない人」の乖離が埋まらずに並列な世界になるだけではなく、同じ世界の中ですら、更に分裂して乖離しているのではないか?

 それは、「ネットに住んでいない人」がネットに来た時、それは先住民である「ネットに住んでいる人」とはまた違った生活を、ネットで始めてしまうからなのではないか?

 「ネットに住んでいる人」と「ネットに住んでいない人」の間に共通言語が見つけられたら、乖離は無くなると思うが、その共通言語が無い事自体が乖離を表しているのだろうし。結局何も出来ないまま、私はネットの世界の住人であり続け、周りの人でこちらに引き込めたのは嫁さんぐらいしかいない。やはり難しい。

 それでも、私もこう思う。

別に自分と同じことをして欲しいわけじゃなくて、自分が見た世界を他の人にも見せてあげたいんです。

 同じ事をして欲しいんじゃない。同じようにして欲しいのでもない。ただ、自分が見て楽しいと思ったこの世界を見て、出来れば楽しいと思って欲しいだけ。同じ面白さを共有したいだけ。その共有において、共通言語を見出し、色々な話がしたいだけ……それが難しい事だと分かってはいても。

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