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私は、結構好き勝手やってここまで来た。それでも、進学して、就職して、結婚もして、子供もいて……そういった中で、周りの人によって自分がどれだけ成長したり救われたりしてるかをしみじみ感じるようになった。 いつ頃からだろう……大学に入ってからだろうか。それまでの私の世界はもっともっと小さくて、それなりに自分でどうとでも出来ると勘違いしてたようにも思う。 実際は周りの人の力があったからこそ、好きにやってこれただけなのに。一人では何も出来なかったのに。周りの人達との関わりの中で、色々教えられたり助けられたりして、色々な事が出来るようになっていったのにね。 だから、そんな感謝の気持ちを思い出して、皆への『ありがとう』を書いてみる。 最初に書いたように、大学に入ってから理解するようになったというのは、親への感謝かな。一人暮らしするようになって、自分だけの時間が増えた事もあるのだろうけれど、一人で生活をする中で、親のありがたさを実感するようになった。 時給500円でバイトしたりして、1万円という金の大事さが良く分かった。毎月稼いで、家族に衣食住を満足させてくれて、小遣いまでくれて。今、サラリーマンになって働いてみて、夜遅くまで毎晩働いていた親父は凄かったなと思う……親父、ありがとう。 一人で暮らして、家事の大変さが分かった。洗濯籠に放り込んでおいたら、洗濯して綺麗に畳まれてタンスに入っている事が当たり前に思っていたけれど、一人で暮らしたら自分で洗濯して、畳んで、しまわなければならないんだね。これが当たり前だったんだな。 毎日、飯作ってくれて、洗濯もしてくれて、掃除もしてくれて……何も気付かずにいたけれど、一人暮らしをしたらそれら全てを毎日し続ける事がどれだけ面倒か分かった。それを何も不平も言わずにしてくれていたんだと分かった時、滅茶苦茶感謝した……おふくろ、ありがとう。 人付き合いがそれ程得意じゃなくて、人見知りも酷くて、一人でのんびりと自由に生きていくのが好きだった嫁さん。それでも私と結婚して、絶えず一緒に誰かがいる生活をする事になってしまった。たまに喧嘩もあるけれど、私と結婚して良かったと言ってくれる。それが私に取ってもどれだけ嬉しい事か。 更には子供好きな私が早くに欲しがったせいで、結婚して半年もしない内に妊娠して、すぐに悪阻→出産→子育てという流れに入ってしまった。一人が好きな嫁さんが、私がいて、更にはもっと聞き分けの無い子供まで一緒にいる生活をする事になった。大変だとは言いつつも、しっかり子育てもしてくれて、そして家事もしてくれている。お陰で私は仕事にしっかり専念できる。 夫として、父親として、私は今のこの家庭の中で自分の居場所もあるし、しっかりやっていこうと思える。それも嫁さんがいて、頑張ってくれてるからだと思う……ありがとう、嫁さん。 まだまだ小さくて、同じ事で毎日怒ってしまう息子。でも、その笑顔と「とうさん」 と呼んで頼ってくれるその声が、私に幸せをくれる。生まれてきてくれて、そして元気に育っていっているお前の姿を見る事、表情豊かなお前の顔、少しずつ増えていく語彙、嬉しそうな笑顔、私の手を一生懸命引っ張る小さな手、触るとぷにぷにしている頬……全てが、私にとっての毎日の活力だ……ありがとう、息子よ。 性格的に子供で、わがままで天邪鬼で露悪癖のある私とつきあって、それもあってか最後は皆振られちゃったけど……それでもつきあってくれて、色々と辛い目に遭ったり、悲しい思いや腹立たしい思いもいっぱいあったけど、それでもその経験があったからこそ、今の私はそれでも前よりは優しくなれたんだろうし、見方が広がったんだと思う。それにそのつきあっている時は本当に楽しかった……ありがとう、昔の恋人達。 大学に入ってからの友人達とは、一緒に酒を飲んで、一緒に遊んで、日々を楽しく過ごせた。数は少ないけれど、未だに付き合いのある友人もいる。色々と相談したり、辛い時に助け合ったりもした……ありがとう、友人達。 自分だけじゃ何も出来なかった時に、仕事で色々教わった。助けてもらった。仕事をする上での考え方や物の見方も教わったと思う。今の仕事をやっていく上で、何と何をしなくてはならないか、どういう視点が必要か、そういう事を考えて実行する為の土台を作ってもらったと思う……ありがとう、仕事場の上司(過去全て)。 こうしてみると、過去からずっと、関わってきた色々な人達が、少しずつでも助けてくれていたんだと実感する。私は今、親であり夫であり、一社会人でもある。今まで周りの人に助けられてきた事を、息子や嫁さんや会社の人達に、少しでも返してあげれたらと思う。 本当にありがとうと思う気持ち、これを私で終わらせずに私からも誰かに繋げていって、ありがとうという気持ちの連鎖がずっと続くように。人に感謝の気持ちを忘れないように。皆が皆に感謝の気持ちを持っていけるように。 そして、そんな事を考える事が出来るぐらいには私を成長させてくれた全ての人達に……ありがとう。 |
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